日本人はキリスト教を信じない人が多い
現実的に、そうなっている。
その理由は、さまざまだろう。
しかし、ローマですら、数百年は迫害の歴史であった。
日本が、キリスト教を信じないのは、
日本人が優秀だからだという説がある。
キリスト教の矛盾点や本質を見抜いたから
信じなかったという論理がある。
そういう見識者がいる。
しかし、それは、ほんとうだろうか？
オウム真理教をはじめ、日本には、
無数の宗教があり、決して優秀だから信じるに
値する神様を信仰しているともいえないのではないか。
多くは、ご利益信仰だ。
キリストの復活は、多くの神話にあるように
おとぎ話にすぎないという視点で考えれば
キリストの復活を信じている人は愚かな人たちなのである。
しかし、実際に、それを、自分の目で見たと仮定したら
ほぼ、ほとんどの人が、その人は神の化身だ。
とすぐに、信じるだろうと思う。
病気直しなどは、宗教でたくさんあるが、
自分の死をあらかじめ予言し
その後、復活するなどと言って、それを
そのままできた人は過去には、
どこにもいないからである。
私たちは、言葉で伝わってきたことを信じるしかない。
そういう立場の人間なのだ。
このことを命がけで、伝承してきた人たちがいることを、
愚かな人間と、簡単に片づけれるほど、
自分には自信はない。
キリストと同時代のユダヤ人は、
そのキリストを「十字架につけろ」と自ら死に
追い込んでいる。
皆が一緒になって何の罪の意識もなく無き者とした。
その時代にいた人でさえ、信じることができなかった人がいる。
だから、キリストの復活を信じないことは何も不思議ではない。
それを信じること自体や、その信仰が続いていることの
方が奇跡なのだ。
現時点で日本人が、キリストの復活を信じないからと言って
未来の日本人が、信じないかは、わからない。
歴史は常に、変わっていくのだ。
あー、神様、感謝します。
