心は揺れ動く

心は揺れ動くブランコのようだ。 たった今まで幸せいっぱいだったのに。 歌を歌って神を賛美していたのに。 ちょっとしたことで、急にあわただしく焦っている。 幸せな心は風に吹かれる落ち葉のようにもろい。 「幸せだ」と宣言したにもかかわらず、簡単な人の言葉 ひとつで心は揺れ動いてしまう。 心とは、そのような性質があるようなのだ。 まずは、その性質を理解しておけば、自分の気持が 落ち込んでも、仕方ないと開き直れるかもしれない。 悲しい時は、泣けばよい。寂しいときは、寂しがればよい。 悔しいときは悔しがればよい。 生きている以上、老い、病気、別れ、喪失、これらの出来事は 決して逃れなれない。 それにもかかわらず、私は、「幸せだ」と宣言する。 それは、自分にとって良い出来事にも自分に都合の悪い出来事にも すべてに感謝することを意味する。 これこそが、人間の凄さで生きがいなのだ。 あー、神を賛美します。私の過去、現在、未来の出来事 すべてに感謝します。