飢えと渇き

・私は、日本に生まれて一度も飢えたことがない。 食べたければ3食必ず与えられてきた。 いずれ人生は終わるが、今、現在、私の命が 今まで、生きてこられたことは、本当はすごいことだ。 自分が有限の命だと考えれば、今日という日は、何とも 貴重なものだろう。 キリストが教えた祈りの中に、「今日の私に必要な糧を 与えてください。」とあるが、私は、祈らずとも、それが 与えられてきた。 しかし、人生には、食べ物だけでなく心の飢えや渇きという ものもある。 悲しみ、寂しさ、理不尽な世の中への怒り、人間関係による 混乱、不安や恐怖といった、さまざまな心の飢えや渇きは、 食べ物だけでは、人は幸せになれないことを教えてくれる。 今、私の経験している心の飢えや渇きは 、とても貴重である。 人間社会始まって以来、こんなに食べ物に困らない 時代は、めずらしい。ある意味、原始時代の夢を 完全に叶えているのだ。今の時代だからこそ、経験できる心の飢えと渇きをしっかり 味わっていきたい。 あー神を賛美します。